ヨガインストラクターの城間さんに教わる、リンパを流して健康的な身体作り

カラダ 2021/03/18 2370 views

目の疲れについて特集している「kenko ISLAND58号」で、目を癒すツボやヨガを紹介してくれたヨガインストラクターの城間さん。目の疲れの一因である血行不良は、リンパの流れを良くすることで改善できると言います。

そもそもリンパってよく聞くけど何?リンパの流れを良くするためにするべきことは?など、様々な疑問を城間さんに聞いてみました。

城間優美さん

骨格リンパ専門サロンshala代表。家族がリンパの病にかかったのをきっかけに、本格的にリンパの勉強を始める。リンパを学ぶうちに美容のために行っていたヨガとリンパの深い関わりに興味を持ち、ヨガを本格的に学ぶため、オーストラリアへ渡航。沖縄へ帰国後、自社サロンを開業。サロンを中心に県内のホテルやカルチャースクールでリンパの理論を取り入れたヨガを教えている。

そもそもリンパって何?

リンパとは、血管のように全身に張り巡らされたリンパ管と、その中を流れているリンパ液、リンパ管の中継地点であるリンパ節の総称です。主に体内の老廃物や余分な水分を回収するのと、細菌やウイルスなどの病原体から身体を守る免疫機能の働きを持っています。このリンパの流れが悪くなると、余分な水分が回収できずにむくみが生じるほか、免疫機能が低下して体調不良を引き起こす原因となるのです。

血液は主に心臓がポンプとなって押し出すことで全身を巡ると言いますが、リンパはどのように流れているのでしょうか?城間さんに聞いてみると、リンパ液は呼吸や筋肉運動などで循環を促しているため、身体を動かさないとリンパも滞りやすくなると言います。

リンパを流す時に大切なのは、ほどよい圧と正しい順番

リンパを流す時は、どのように行った方がいいのでしょうか?城間さんによると、気持ち良いと思うくらいに押すのがベストで、手で撫でるだけでも効果があるとのこと。これは、リンパ管は血管よりも細く、リンパ液の流れがとても緩やかなためです。

「私は目や首が疲れたなと思ったときは、誌面でも紹介したツボ押しの3ステップをしていますよ。特に、リンパ液の出口である鎖骨は老廃物が溜まりやすいので、必ずほぐしています。目はもちろん、首や肩もスッキリするのでおすすめです」。

また、全身をマッサージする時は、順番を意識するのもポイント。老廃物が詰まりやすい鎖骨からスタートすることで流れが整い、巡りが良くなるのだそう。そこから首、肩、顔、脇や腕、お腹、脚の付け根、脚全体という順番を意識して行いましょう。

リンパを流すのに、ヨガはおすすめの運動

呼吸や筋肉運動などでリンパは流れますが、身体を動かし、深く呼吸をしながら行なうヨガは、リンパと深く関係しています。

「リンパが流れるとデトックス効果や免疫力がアップしますが、それはヨガを行っても得られる効果なんです。ポーズをとる時に、深く呼吸をするヨガは、リンパを流すのにぴったりな運動なんですよ」。

「家で定期的にゴミを捨てても少しずつ溜まっていくように、日々の疲れや老廃物も溜まっていくもの。毎日捨てずに、1ヶ月に1回だけだとその分捨てる量も多くなります」。

小まめなケアをしてこそ、健康的な身体を得ることができます。誌面や動画で紹介しているツボ押しやヨガは、どれも手軽にできるものばかり。無理のない範囲で実践してみましょう!

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