自律神経を整えてプチ不調を解消!

カラダ 2022/11/08 156 views

ちゃんと寝たはずなのに疲れが抜けなかったり、やる気が起こらなかったり、急に不安になったり。原因はよくわからないけれど、心身に不調を感じることってありませんか?もしかしたらそれ、自律神経が乱れているせいかもしれません。「自律神経ってなに?」「乱れるとどうなるの?」などのさまざまな疑問を、「那覇からだメンテナンス整骨院」院長の福嶋翔さんに伺いました。

自律神経にはどんな働きがあるの?

自律神経はそもそもどんな働きがあるのか、福嶋さんに聞いたところ、自律神経は交感神経と副交感神経の2つで成り立っていると教えてくれました。

「交感神経は日中、身体が活動する時に働いています。副交感神経は夜間の就寝時や、リラックスしている時に働く神経です。自律神経が乱れると、この2つの神経のスイッチがうまく切り替わらなかったり、どちらかが過多に働いてしまったりしてバランスが取れなくなってしまいます」

姿勢の悪さの積み重ねが自律神経の乱れの原因に

自律神経が乱れる原因は、日常生活での過度なストレスや気候の変化、更年期によるホルモンバランスの乱れなど、さまざまだと言われています。その中で、柔道整復師と鍼灸師の資格を持つ福嶋さんが重要視しているのは姿勢。特に身体の支柱となる背骨です。

「背骨には身体を支えるだけでなく、神経や血流を守る役割があります。身体の中にはすみずみまで神経が行き渡っていて、さまざまな部位をコントロールしていますが、姿勢が悪くなることで神経が圧迫され、流れが悪くなってしまうのです。そのため、姿勢を正して背骨があるべき状態にすることは、自律神経を整えることにつながります」とのこと。仕事中にずっと同じ姿勢だったり、スマートフォンやタブレット端末を見続けたりすると、少しずつ背骨が歪んでしまうそうです。

また、福嶋さんは過去の生活習慣なども自律神経が乱れる原因の一つに挙げています。「今は不調を感じなくても、昼夜逆転の生活を送り、夜に十分眠れていなかったりすると、10~20年後に自律神経が乱れ、体調不良が起こることがあります。夜に眠れなかったせいで身体が休めず、少しずつ不調が積み重なってしまうのです」

実践!姿勢を正して自律神経を整える

福嶋さんに自律神経を整えるポイントとなる「姿勢」を正しくキープするための方法を3つうかがいました。

[立った時の背骨ゆがみチェック]
普段から自分が正しい姿勢で立てているのか、背骨がゆがんでいないかをチェックしましょう。壁に、くっつくように立った時、どこかに隙間ができていたら、背骨がゆがんだ状態です。

〈やり方〉
1.壁にかかと、お尻、背中、肩、頭をつけて立つ。
2.隙間ができていないかチェック(人に見てもらうとなお良い)。
※壁につかない場所があると背骨が歪んでいる証拠。例えばストレートネックだと頭がつかず、反り腰なら腰が、背中が丸まっていると肩が壁につかなくなります。
※1分間を1日3回行い、正しい姿勢を意識づけ、習慣化させましょう。

[良い姿勢をキープする正しい座り方]
デスクワークなど長時間座りっぱなしで作業をするときは、つい前のめりの姿勢になって背骨が歪み、猫背になりやすくなったり、腰痛を起こしたりすることがあります。バスタオルやブランケットを使えば自然と姿勢が正せます。

〈やり方〉
1.バスタオルやブランケットを丸める。
2.椅子に1を置き、お尻の下部にある坐骨に当てるように座る。
※骨盤が自然と立って固定され、背骨がまっすぐになり、正しい姿勢が作れます。
※左右で歪んでいると感じたり、片方に傾いていたりする場合は、片側だけにバスタオルを置くのも効果的です。
※腰への負担も軽くなり、腰痛予防にもなります。

[深く呼吸をする方法]
自律神経が乱れると、呼吸が浅くなりやすくなります。呼吸が浅くなると脳に酸素が行き渡らなくなり、不安感に繋がることも。自律神経を乱さないよう、予防として、深く呼吸をすることを習慣づけましょう。

〈やり方〉
1.立ったまま体の力を抜き、ゆっくり息を吸いながら、おじぎをするように前屈みになる。この時、親指は内側に向ける。
2.はーっと息を吐きながら上体をゆっくり戻す。この時、手を上に上げながら親指は外側に開く。10回1セットで行う。
※親指を内側から外側に開くことで、胸が開き、深く呼吸することができます。
※手を上に上げる時は、手を頭の後ろに組み、ひじをまっすぐに伸ばした位置「ゼロポジション」がおすすめ。肩の筋肉に負担がかからないとされています。無理をしないよう、痛ければ腕は下ろしたままでも大丈夫です。

自律神経を整える基本は、適度な運動、適度な食事、適度な睡眠。その上で福嶋さんは、1日3食をきちんと食べ、中でも、レモンやパプリカなどに含まれるビタミンCには、ストレスに抵抗するための「副腎皮質ホルモン」の生成を助ける働きがあり、自律神経の不調を予防する効果があるのでおすすめと話してくれました。

また、「15〜20分の散歩もおすすめです」とのこと。歩くことで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されます。セロトニンは神経伝達物質の一つで、心身をリラックスさせ、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果が期待できます。2つの神経スイッチをうまく切り替えるために、寝る1時間前にはスマートフォンやテレビを見ることを控えたり、起床時にはコップ1杯の水を飲んで代謝をあげたりすることも、予防効果があるといいます。

自律神経を整えるのに大切なのはやはり予防。身体からの不調のサインを見逃さず、うまく付き合っていきたいですね。

那覇からだメンテナンス整骨院
福嶋翔 院長

《プロフィール》

柔道整復師、鍼灸師。福岡県内の整骨院で修行を積み、2019年に那覇からだメンテナンス整骨院を開業。痛みの根本となる、自律神経の乱れや骨格の歪みなどを改善する根本治療を得意とする。プロアスリートを施術する機会も多く、様々なミス・コンテストの沖縄大会で姿勢講師を務めている。

●那覇からだメンテナス整骨院HP:https://naha-seikotsuin.com/