病気の子どもとその家族を支えたい。南風原町に設置されたファミリーハウス「がじゅまるの家」
ライフスタイル 2022/03/07 920 views
離島や遠方から病気や障がいのある子どもとそのご家族が、治療や入院のために病院へ通う際、心身ともに安らげて、なおかつ経済的な負担の助けにもなるようにと設立された「ファミリーハウスがじゅまるの家」。これまでさまざまなご家族が、がじゅまるの家に滞在されてきました。利用者の方々から届いた、心温まる声を紹介します。
「言葉では言い表せないほど感謝しています」石垣市在住 Tさん
5ヶ月間という長い間、本当にお世話になりました。生まれて数時間で石垣から搬送された次女は18トリソミーと心疾患が多数見つかり、悲しみと不安の中、がじゅまるの家に来たことを覚えています。コロナ禍の中、面会の禁止と歯がゆい思いもしましたが、皆さんの優しい気遣いに言葉では言い表せられないほど助けられて感謝しています。
夫と私が出産後に次女の入院の付き添いで本島に来た時、長女はおばあちゃん家に預けていました。私達と突然離れ不安定になっていた長女が、がじゅまるの家の方々に接するうちに元気を取り戻してくれた事が、たくさん不安を抱える私達にとって何より一番励まされました。次女も気管切開の手術を乗り越え状態も落ち着き、八重山病院に転院するまでになってくれました。まだまだ安心できませんが石垣に帰り祖父母やお父さん、お姉ちゃんなど沢山の人の顔をみてもっと元気になってくれればと願っています。家族と離れ一人ぼっちでいる事は本当に辛く寂しい事です。そんなお母さんやお父さんにとって、がじゅまるの家という施設は救いになります。皆さまが元気に過ごせる事を石垣から願っております。長い間本当にありがとうございました。
「沢山の励ましで頑張ろうと思えるようになりました」名護市在住 Tさん
妊娠中突然の破水で急遽北部からの搬送でした。25週で560gの超未熟児での出産となり、子どもはNICUへ長期入院となりました。何をどうしていいか分からずただ泣いていた私ですが、看護師さんからがじゅまるの家を教えてもらい、お世話になることとなりました。子どもが、動脈管開存症、気管切開、未熟児網膜症など沢山の治療が必要になっていき不安な日々を過ごしていましたが、がじゅまるのスタッフの皆さんがいろんな情報を教えてくれたり考えてくれたりしたことはすごく心強く感じました。医療的なケアが今後も必要になる上での先輩方のアドバイスもすごく助かりました。 一人で家で過ごしていたら今だに泣いていたかもしれません。ですが、がじゅまるの家の皆さんが私を受け入れてくれて沢山励まし、一緒に悩みアドバイスをくれ、毎日安心感を与えてくれたことで前向きに強く頑張ろうと思えるようになりました。ここには書ききれないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
「スタッフの皆さんの笑顔に泣きそうになりました」宮古島在住 Sさん
1年ぶりにまた利用させていただき、着いた瞬間ほっとし我が家に帰ってきた気持ちになりスタッフの皆さんの笑顔を見て泣きそうになりました。子どもも大好きで「がじゅまる行く~」と言って楽しそうに他のお子さんたちと遊んでいます。もっと泊まっていたいくらいです。いつも温かく迎えて下さり本当にありがとうございます。手術がんばります!!
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