バス通勤で気軽に、持続的なフィットネスを!

車社会の沖縄では歩いて5分のコンビニでも、歩かずに車で移動するのはよく聞く話。車は便利ですが、心配になるのが運動不足です。

健康長寿県から一変、「沖縄クライシス」の現状

令和元年に厚生労働省沖縄労働局が発表した職場における健診結果の有所見率(異常が見つかる率)は、8年連続で全国ワースト1位という結果でした。40歳以上の男性3人に1人がメタボだと診断されており、この現状は「沖縄クライシス(危機)」と言われ、運動不足がかなり問題となっています。

アンケート調査*によると、運動不足の理由で一番多かったのが「時間がないから」という答えでした。働き盛りの世代は朝から晩まで仕事で精一杯で、他のことをやる時間はゼロ、という人も少なくないはず。そんな方は、思い切ってバス通勤に変えてみるのはどうでしょう?

県が発信している「わった〜バス党」(https://www.watta-bus.com/)では「より快適な沖縄」をモットーに、県民が路線バスをもっと利用したくなるようなバスのメリットや利便性、環境対策への取り組みを紹介しています。

バスで健康!脱メタボ!

バス通勤は、自宅から停留所までのウォーキングはもちろん、バスを待つ間や乗車中といったブレイクタイムも運動できるなど、忙しい人ほどおすすめです。

例えば、毎日のバス停までへの移動が往復10分の場合、40分のジョギングを月2回行うのと運動量は同じなんです。わった〜バス党のHPでは、バス停に向かって歩く時、バスの待ち時間やバスの中で気軽にできるフォットネスをユニークな動画で紹介しています。
https://youtu.be/_M6PKbMizq8

また、kenko ISLAND56号で紹介したチョイトレ10もバスでのフィットネスにぴったりです。中でもバスの待ち時間や、バス内でできるおすすめの2つをご紹介。

歯磨きタイムに紹介したこのチョイトレは、両足で姿勢良く立った状態から片足をゆっくり後ろへ上げて、またゆっくり下ろすだけです。バスが来るまでの待ち時間を使って、右足左足どちらも行いましょう。

階段や段差を使ったふくらはぎの筋トレは、バス内のつり革を掴むとやりやすいです。かかとをゆっくり上げ下げすることで、ふくらはぎがしっかりと動き、血の巡りが良くなります。むくみ解消だけでなく、寒くなるこれからの時期、体が温まって◎。

運動したい…と思っていても、時間を確保するのは中々難しいものですが、短い時間でも続けていくことが大切です。バス通勤にすることで時間を上手に利用して、健康的に過ごしていきましょう♪

*参考資料:平成29年度県民の体力・スポーツに関する意識調査、沖縄県

「わった〜バス党 バスで健康」

免許証で臓器提供の意思表示

9月も中旬になり、太陽の強い日差しは相変わらずですが、爽やかな風や朝夕の涼しさなど、過ごしやすい季節になりました。天気のいい日のお出かけも気持ちがいいので、ドライブに出かける方も多いのでは?その時に、ちょっと運転免許証を見てみてください。実は、臓器提供に関することが書かれているんです。

意思表示はすぐにできること

運転免許証は多くの人が持っているものですが、それで臓器提供の意思表示ができることを知っている人は意外と少ないもの。免許の更新で、裏面を何気なく眺めていて「こんなことが書かれていたんだ…」と気づく人もいるかもしれません。
臓器提供は、まずは意思表示をすることがその第一歩。その選択は、臓器提供を「する」でも「しない」でも、どちらでもいいんです。
免許証のほかに、身近な健康保険証やマイナンバーカードにも同様の質問があるので、こうしたカードでももちろん意思表示は可能です。

3つの質問のいずれか一つに○をつけるだけで意思表示

意思表示に関する質問はぜんぶで以下の3つだけ。

1. 私は、脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、移植のために臓器を提供します。
2. 私は、心臓が停止した死後に限り、移植のために臓器を提供します。
3. 私は、臓器を提供しません。
《1又は2を選んだ方で、提供したくない臓器があれば、×をつけてください》
【心臓・肺・肝臓・腎(じん)臓・膵(すい)臓・小腸・眼球】

1番と2番は似ているようですが、脳死と、心臓が停止した場合でそれぞれ提供できる臓器に違いがあるなど異なっているため、それぞれの選択肢があります。
わかりやすい説明は、日本臓器移植ネットワークのHPにあるので確認してみてください。

https://www.jotnw.or.jp/faq/detail.php?id=17

丸をつけるだけで簡単にできる意思表示ですが、その前にまずは家族で話し合う機会をぜひ持ってください。臓器提供をすることは、人生に関わる大きなこと。家族や大切な人と臓器提供についてきちんと話してあれば、死に直面したときにお互いの意思を尊重した行動につながります。免許証や保険証など、身近なものをきっかけに話す機会が持てるといいですね。

Kenko island56号「グリーンリボン物語」より

●グリーンリボン沖縄公式SNS
Instagram @gr_okinawa.official
Facebook @transplanetOKINAWA 

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