臓器移植「知る」で終わらず「選択」を

ライフスタイル 2022/10/26 158 views

10月は、臓器移植普及推進月間。「臓器移植」や「臓器提供」という言葉を聞いたことはあるけれど、あまり知らないという方もいるのでは?臓器提供の意思表示の方法など、基本的な情報を紹介します。健康保険証や運転免許証の裏面をご確認ください。ぜひ、この機会に大切な人やご家族と話し合ってみてくださいね。

臓器移植とは?

臓器移植は、重い病気や事故などにより臓器が機能しなくなった人に、他の人の健康な臓器と取り換えて機能を回復させる医療です。第三者の善意による臓器の提供によって成り立ちます。臓器提供は、脳死後あるいは心臓が停止した死後に、本人の生前の意思と家族の同意のもと行われます。脳死後の提供の場合は、心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球の7つの臓器を提供することができます。心臓が停止した死後の場合に提供できる臓器は、腎臓、膵臓、眼球の3つ。提供できる臓器に違いがある理由は、血液の流れが止まった状況から、移植後に血液の流れを再開して機能を発揮できる能力に違いがあるからなんです。

正しい知識を得て、意思表示を

現在の移植希望登録者数は15,573人(2022年9月30日現在)。この中で移植を受けられる人は、1年間にわずか2~3%です。臓器移植は、提供する人(ドナー)がいてはじめて成り立つ医療。もしかすると、あなたが、あなたの大切な人が、臓器移植を必要とするかもしれません。

意思表示をしている人は国民の10人にひとりとまだまだ少ないのが現状です(令和3年度「移植医療に関する世論調査」)。意思表示について、家族と話し合ってみませんか。

意思表示のやり方

臓器を提供するかしないかを考え、意思を示すのが臓器提供の意思表示。その方法のひとつが、健康保険証・運転免許証・マイナンバーカード、意思表示カード等の意思表示欄に記入するという方法です。まず、「脳死、心臓が停止した死後のいずれでも臓器を提供する」「心臓が停止した死後のみ、臓器を提供する」「臓器を提供しない」の3択の中から、自分の意思を選び記入します。その次に、臓器提供を希望する意思を選んだ人は、「心臓・肺・肝臓・腎臓・膵臓・小腸・眼球」の中から提供したくない臓器に×をつけて意思を表示します。

意思表示は何歳からでもできますが、臓器を「提供する」という意思表示は、15歳以上から有効です。また、自分の死後に臓器を「提供したい」という意思も「提供したくない」という意思も自由に選択でき、尊重される権利です。大切なのは、自分はどうしたいかを考え、家族にその気持ちを共有しておくこと。臓器提供は家族の同意が必要なので、事前に意思を表示し話し合っておくことで、もしもの時の家族の負担を減らすことができます。

臓器移植のことをもっと知りたい方は、以下リンクから勉強することができます。一番下のリンクは、突然、臓器提供をするかしないかの選択をすることになったある家族を描いたショートムービー。臓器提供について考えるきっかけになるはずです。

日本臓器移植ネットワーク
https://www.jotnw.or.jp/

グリーンリボン沖縄公式インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/gr_okinawa.official/

ショートムービー「あなたのこと」