あなたはどれ?タイプ別“冷え”診断で冷えに負けない身体づくり

カラダ 2023/03/28 518 views

“冷えは万病のもと”といわれるように、便秘や肩こり、不眠などのさまざまな不調の原因となるだけでなく、免疫力を低下させる大きな原因のひとつであると考えられています。生活習慣を改めたり、冷えないように気をつけるだけでも改善することができます。

自身の“冷え”タイプを知って、冷えに負けない身体づくりをしてみませんか?

こちらはkenko ISLAND vol.54「”冷え”を吹き飛ばせ!」に掲載された記事です。

タイプ別“冷え”診断

A〜Dのカテゴリー別に、あてはまる項目をチェック。
数の多かったカテゴリーを参考にしてください。

《A》
□ いつも手足が冷たくて寝つきが悪い。
□ 現在、カロリー制限をしている。
□ 運動は苦手で、ほとんどしない。
□ お風呂はシャワーだけの日が多い。
□ ニキビや肌荒れに悩むことも。

《B》
□ 脚がむくみやすい。
□ 便秘しやすい。
□ イライラしやすい。
□ 上半身は汗をかきやすい。
□ 冷たい飲み物や食べ物が好き。

《C》
□ 手足は温かいのに、お腹を触るとヒンヤリ。
□ 下痢や便秘をしがち。
□ 太りやすい体型。
□ 風邪をひきやすいけど、薄着が好き。
□ 冬でも全身に汗をかくことがある。

《D》
□ カラダがダルく、朝起きるのがつらい。
□ 運動不足だと感じる。
□ 人より寒がりだと思う。
□ 肌がカサついて髪はパサパサ。
□ たまに顔色が悪いと言われる。

Aが多かった人は“末端冷え”タイプ

全体的に血液の巡りが悪く、筋肉量も不足している

手足、足先が冷える「末端冷えタイプ」は、血液の巡りが悪く、熱を運べないことが原因。放置すると睡眠への影響、むくみ、肩こりが起こりやすくなります。また筋肉量の不足も原因のひとつ。日常的に筋トレやストレッチをして、筋肉を衰えさせないようにしましょう。冷えが気になったら、足湯や手浴もおすすめ。ぬるま湯で短時間でも効果があります。

《改善法》
●ストレッチをして全身の筋肉をほぐし、血流をよくする。
 股関節を動かしたり、筋肉がほぐれると、血流がよくなります。朝起きた時と夜寝る前に、ぜひ!
●末梢血管を開く効果のある、シナモンを積極的にとる。
 シナモンは、漢方では「桂皮」として知られ、身体を内側から温めてくれる薬効があります。

Bが多かった人は“下半身冷え”タイプ

30代以降の男女に多い。歩いて、動いて解消しよう!

腰から下が冷える「下半身冷えタイプ」は、脚の血流が滞ってしまうことが原因。長時間、同じ姿勢でいることで血行不良を招き、下半身が冷えてしまいます。上半身にはきちんと血液が巡るので、顔がほてりやすいという特徴もあります。こまめに動いたり、全身を使う運動を心がけましょう。また、体内の熱量は十分あるので、長時間の入浴はNGです!

《改善法》
●シナモンをとることで、全身に血液が巡るようにする。
 末梢血管を開き、血液の巡りをよくしてくれる効果もあるシナモンを食事や飲み物にプラス!
●おすすめの運動法はウォーキング。歩幅は大きく、少し早歩きで。
 いつもよりちょっと早歩きを意識して、まずは週1〜2回、20分程度から始めてみましょう。

Cが多かった人は“内臓冷え”タイプ

「隠れ冷え」とも呼ばれ、自覚できない人も多い

手足や身体の表面は温かいけれど、お腹が冷えやすい、全身に汗をかきやすいなどの特徴がある人は「内臓冷えタイプ」だと思われます。対策をとらなければ内臓は冷え続け、機能低下の原因にもなってしまいます。また、女性の場合は子宮や卵巣といった臓器にも影響を及ぼすことも。冷たい食べ物、飲み物を避け、温かいものを摂取するようにしましょう。

《改善法》
●温かいものを飲む。(生姜入り紅茶など)
 生姜は血行促進、身体を温める、代謝を上げるなど、多くの漢方役薬に入っているスーパー食材です。
●白湯を飲むと内臓が温められて血流がよくなる。
 朝一番に飲むのがおすすめ。その後は好きなタイミングで。飲む量は1日に800mlくらいが目安です。

Dが多かった人は“全身冷え”タイプ

不摂生や食事量の不足が原因。栄養を摂るころが大切

季節を問わず寒さを感じる「全身冷えタイプ」。体内で熱を作り出す力が弱く、熱の材料となる飲食物を消化する力も弱いようです。食事量の少ない人や過度なダイエットを行っている人などに多く見られます。まずは、タンパク質をしっかり摂り、バランスのよい食事を心がけましょう。また、外から身体をあたためてくれる入浴も冷えの改善法に効果的です。

《改善法》
●バランスの良い食事を心がけ、タンパク質をしっかり摂る。
 食事と睡眠をきちんととり、エネルギーを充電させ、熱を作り出すチカラを取り戻しましょう。
●38〜40℃くらいのお風呂に20〜30分ほど浸かる。
 入浴で熱源をプラス。浸かる時間の目安は20〜30分ですが、無理は禁物。疲れない程度に!

kenko ISLAND vol.54「”冷え”を吹き飛ばせ!」はこちらから見ることができます。

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